絵で覚える登録販売者

薬の成分、漢方など(第3章の項目)を中心に、絵で覚える登録販売者試験対策ブログです。

漢方の出題や解き方をまとめました【登録販売者試験対策&覚え方】

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漢方の出題や解き方をまとめました【登録販売者試験対策&覚え方】

みなさん、こんにちはorこんばんは(╹◡╹)/

さて、当ブログで登録販売者試験に出題する漢方について、その特徴だったり重要ポイントをイラストに描いてまとめていました。それで、現時点(2017年度)での試験に出題する漢方をすべて描き終えました。描き始めの頃と終盤とでは、イラストの傾向だったりポイントの捉え方が若干違うところもありますが、よろしければご覧になってください!絵は下手ですけど(笑)

今回は、漢方について何を(どこを)覚えたらいいのか、どういう問題が出題されるのか、などを実際の試験問題を例に出して、私が気付いたことや思ったことを交えて文章でまとめていきます。

漢方の覚えるポイント&解くコツ

まず結論から言いますと、覚えるコツは”キーワード”です。それと、漢方は捨て問じゃありません!どちらかというとボーナス問題です♪( ´▽`)
では実際に、2017年 関東・甲信越エリアの試験問題を例に漢方の覚えるポイントや解くコツを説明します。

(以下のページでも漢方の覚え方を書いています)

(注意)これから過去問として2017年 関東・甲信越エリアの試験問題を演習される方は、下記からは解答も載せて説明しますので閲覧はお控えださいm(_ _)m

試験問題を引用するサイト
新潟県ホームページ

 

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傾向①(レベル★☆☆)
〜手引きの記載がまるまる出題されている・漢方単体問題〜

【問78】 次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。

体力中等度以上で口渇があり、尿量少なく、便秘するものの蕁麻疹、口内炎、皮膚の痒みに適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

 

1 茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)

2 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

3 消風散(しょうふうさん)

4 当帰飲子(とうきいんし)

5 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

 手引きのその一つの漢方の記載が全文まるまると載り出題されていますね。
漢方を勉強していない状況でこのような問題が出てくると、ああもう最悪だ><
5分の1、運に賭けるしかない・・と絶望的になります。唯でさえ成分で苦戦しているのに・・。しかし、これは登録販売者の漢方の問題で一番簡単なんです!
では、解くコツとして。
まずは、これが何の症状に適する漢方なのかを考えます。
この問題からは、”皮膚の症状”に関する漢方であることが割り出せますね。
次に、1〜5すべての漢方の”キーワード”を頭に思い浮かべます。
茵蔯蒿湯口内炎
十味敗毒湯化膿
消風散分泌物が多い

当帰飲子皮膚が乾燥、分泌物の少ないもの
荊芥連翹湯皮膚の色が浅黒く、にきび (この漢方は鼻症状が主)
ではもう一度、問題(選択肢は除く)を見てみましょう。
体力中等度以上で口渇があり、尿量少なく、便秘するものの蕁麻疹、口内炎、皮膚の痒みに適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
もう分かりましたよね。そうです、”キーワード”は”口内炎”です。
正解は、1茵蔯蒿湯です。
長々とした文章ですが、この類の問題ではたったひとつの”キーワード”だけで答えが割り出せることが非常に多いです。ただ”キーワード”だけを覚えてしまえばすごく簡単に解ける問題です!
ちなみに、2017年 関東・甲信越エリアの問題では、問98も同様のタイプの問題でした。つまり、2問もボーナス問題があったのです( ◠‿◠ )
傾向②(レベル★★☆)
〜手引きの記載が一部+まるまる出題されている・複合問題〜

【問68】 小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 小児の疳は、乾という意味もあるとも言われ、痩せて血が少ないことから生じると考えられており、鎮静作用のほか、血液の循環を促す作用があるとされる生薬成分を中心に配合されている。

b 柴胡加竜骨牡蛎湯を小児の夜泣きに用いる場合、1週間位服用しても症状の改善がみられないときには、いったん服用を中止して、専門家に相談する等の対応が必要である。

c ゴオウは、ジンチョウゲ科のジンコウ、その他同属植物の材、特にその辺材の材質中に黒 色の樹脂が沈着した部分を採取したものを基原とする生薬で、鎮静、健胃、強壮などの作用を期待して用いられる。

d 小建中湯は、体力虚弱で疲労しやすく腹痛があり、血色がすぐれず、ときに動悸、手足のほてり、冷え、ねあせ、鼻血、頻尿及び多尿などを伴うものの小児虚弱体質、疲労倦怠、 慢性胃腸炎、腹痛、神経質、小児夜尿症、夜なきに適すとされる。

 先ほどの問題と違い、この問題は、漢方の問いが2つ(b・d)・生薬が1つ(c)・用語について問うものが1つ(a)といろんな問いが混ぜられて出題されています。結構多い傾向の問題ですね。
漢方を勉強していなくても上手くいけば消去法で解くことができますが、しっかり覚えておいた上で解答したいですよね。
それでは漢方の問いについて。dに関しては上記の傾向①の要領で解けますが、b は少し違います。漢方の適応ではなく服用方法についての問いですね。正直、この問いは一般常識的になんとなくで解けるタイプだと思います(症状が改善されなくても使い続けるなんておかしいですよね)。bはもちろん◯です。
b 柴胡加竜骨牡蛎湯
ちなみにdは、小児虚弱体質という”キーワード”から正解が割り出せます。こちらも◯です。
d 小建中湯
傾向③(レベル★★★)
〜生薬(カンゾウ・マオウ・ダイオウ)を含む、含まないことについて問われる問題(単体・複合問わず)〜

【問89】 内用痔疾用薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 肛門周囲の末梢血管の血行を促して、鬱血を改善する効果を期待して、ビタミンDが配合されている場合がある。

b カルバゾクロムは、毛細血管を補強、強化して出血を抑える働きがあるとされている。

c 乙字湯、芎帰膠艾湯のいずれも、構成生薬としてカンゾウを含む。

この問いではcです。構成生薬としてカンゾウを含むか・・と。
従いまして、この傾向の問題では「キーワード大作戦」が通用しません。なので、一気にハードルが上がります。カンゾウ、マオウ、ダイオウの試験で問われる生薬の有無については、このブログの絵でも、カンゾウ=カ、マオウ=マ、ダイオウ=ダ と絵の中には必ずこれらの文字を入れてます。(だいたいキャラクターの体にあります)ですが、キーワードに比べると印象に残りにくくて覚えにくいことは確かです。今後、このブログ内で、カンゾウ、マオウ、ダイオウの有無別でまとめようと思ってます。とりあえず、cの問いは◯です。
乙字湯
イラスト右下に「カ(カンゾウ)・ダ(ダイオウ)」
芎帰膠艾湯
イラスト右に「カ(カンゾウ)」

最後に

”キーワード”を割り出すことがとても重要で、それができれば解ける問題が格段に増えます。”キーワード”を覚えることは、漢方の勉強でもとっかかりやすいし、試験でもいちばん実用的で効率的な方法なんです!
とはいえ、そのためにはやはり勉強をしないといけませんが・・。
ですが、このブログ内に載せている漢方の絵の特徴と漢方名を覚えるだけでも、”キーワード”の割り出しに近づけるかもしれません。なんとなく、あんな絵だったなぁ〜と思い出すことができるだけでも大きく前進です( ^ω^ )b

 

ブログ内の漢方カテゴリーの中で症状別に分けましたので、よろしければご活用ください!