絵で覚える登録販売者

薬の成分、漢方など(第3章の項目)を中心に、絵で覚える登録販売者試験対策ブログです。

《第3章》解熱鎮痛薬の成分一覧&覚え方【登録販売者試験の勉強方法】

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解熱鎮痛薬に配合される成分の一覧を作りました。各成分には必要最低限押さえておきたいキーワードを箇条書きしています。詳しい説明やイラストはリンクからご覧ください。

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解熱鎮痛薬の働き

  1. 発熱や痛みの原因となっている病気や外傷を根本的に治すものではなく、病気や外傷が原因で生じている発熱や痛みを緩和する医薬品である
  2. 【効用】
    ①痛みのシグナルの増幅を防いで痛みを鎮める(鎮痛)
    ②異常となった体温調節メカニズムを正常状態に戻して熱を下げる(解熱)
    ③炎症が発生している部位に作用して腫れなどの症状 を軽減する(抗炎症)
  3. 多くの解熱鎮痛薬には、体内におけるプロスタグランジンの産生を抑える成分が配合される
  4. 【プロスタグランジン】
    ①ホルモンに似た働きをする物質
    ②病気や外傷があるときに活発に産生
    ③発生した痛みが脳へ伝達→シグナルを増幅→痛みの感覚増強
    ④体温を通常よりも高く維持するように調節
    ⑤炎症の発生にも関与
    ⑥頭痛、関節痛の増強
  5. 月経痛(生理痛)は、月経そのものが起こる過程にプロスタグランジンが関わっていて、解熱鎮痛薬の効能・効果に含まれている
    *腹痛は、一部の漢方処方製剤を除き、解熱鎮痛薬の効果は期待できない
  6. 解熱鎮痛成分によって、解熱、鎮痛、抗炎症のいずれの作用が中心的となるかなどの性質が異なる
  7. 外用剤(局所的な鎮痛や抗炎症)に使用されることも

解熱鎮痛成分について

  1. 悪寒・発熱時の解熱のほか、頭痛、歯痛、抜歯後の疼痛、咽喉 痛(喉の痛み)、耳痛、関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛、肩こり痛、打撲痛、骨折痛、捻挫痛、月経痛(生理痛)、外傷痛の鎮痛の作用
  2. 腎臓
    ①水分の再吸収促進_循環血流量の増加(心臓の負担増→心臓病悪化のおそれ)
    ②発汗を促進
  3. 体の末梢の痛み
    ①局所のプロスタグランジン産生を抑制する作用により鎮める(アセトアミノフェンは除く)
    ②腎血流量を減少させる→腎機能障害がある人は悪化のおそれ
  4. 肝臓
    ①解熱鎮痛成分が代謝されて生じる物質がアレルゲンとなってアレルギー性の肝障害を誘発するおそれ
    ②プロスタグランジンの産生抑制が逆に炎症を起こしやすくする可能性→肝機能障害がある人は悪化のおそれ
    ③飲酒は避ける

  5. ①プロスタグランジンには胃酸分泌調節作用や胃腸粘膜保護作用もある
    ②  ①が解熱鎮痛成分で妨害→胃酸分泌が増加、胃壁の血流量低下→胃粘膜障害のおそれ
    ③胃・十二指腸潰瘍の悪化のおそれ
    ④空腹時の服用するは避ける
  6. ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、アスピリン喘息(アスピリン以外の解熱鎮痛成分にも共通)_重篤な副作用

解熱鎮痛成分

  • アスピリン
    サリチル酸系_ライ症候群に注意
    15歳未満_禁止
    出産予定日12週間以内_禁止
    ④肝機能障害_重篤
    血液を凝固しにくくさせる→血栓予防薬にも
  • サザピリン
    サリチル酸系_ライ症候群に注意
    15歳未満_禁止
  • サリチルアミド
    サリチル酸系_ライ症候群に注意
    インフルエンザに感染した15歳未満_禁止
  • エテンザミド
    サリチル酸系_ライ症候群に注意
    インフルエンザに感染した15歳未満_禁止
    ③痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強い
    ACE処方(アセトアミノフェン+カフェイン+エテンザミド)
  • アセトアミノフェン
    ①主に中枢作用_末梢での抗炎症作用ほとんどなし
    ②胃腸障害は少ない
    ③肝機能障害、皮膚粘膜眼症候群 他_重篤
    ACE処方(アセトアミノフェン+カフェイン+エテンザミド)
  • イブプロフェン
    抗炎症作用あり
    ②アスピリンと比べて、胃腸への悪影響が少ない
    15歳未満_禁止
    出産予定日12週間以内_禁止
    ⑤消化管粘膜の防御機能を低下_胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン氏病の人は再発する恐れ
    ⑥肝機能障害、腎障害、無菌性髄膜炎_重篤
  • イソプロピルアンチピリン
    ①解熱・鎮痛は比較的強い
    ②抗炎症作用は弱い
    唯一のピリン系_薬疹(ピリン疹)を起こした人は使用しない

鎮静成分

*解熱鎮痛成分の鎮痛作用を助ける

制酸成分

*解熱鎮痛成分(生薬成分の場合を除く。)による胃腸障害の軽減

骨格筋の緊張を鎮める成分

  • メトカルバモール
    ①骨格筋の緊張をもたらす脊髄反射を抑制する(「筋肉のこり」を和らげる)
    ②骨格筋の異常緊張、痙けい攣・疼痛を伴う腰痛、 肩こり、筋肉痛、関節痛、神経痛、打撲、捻挫等に
    ③眠気、めまい、ふらつきの副作用_運転・機械類操作ダメ消化器系
    ④悪心(吐け)・嘔吐、食欲不振、胃部不快感_副作用

カフェイン類

*解熱鎮痛成分の鎮痛作用を増強、疲労感・倦怠感を和らげる

  • カフェイン
    ①脳が過剰に興奮_注意
    ②胃酸過多、胃潰瘍の人_禁止
    ③心臓病の人_禁止
    乳児に頻脈や不眠等を引き起こすおそれ
    1回摂取量→200mg、1日摂取量→500mg が上限

ビタミン成分等

*発熱等によって消耗しやすいビタミン又はビタミン様物質を補給

漢方&生薬

それぞれに一覧を作っていますので、下記ページからご覧下さい。

漢方処方(鎮痛)一覧

生薬の解熱鎮痛薬の成分一覧