外皮用薬に配合される局所麻酔・局所刺激成分等(痒み、腫れ、痛み等に適した成分で、これまでにまとめた成分分類(①・②)以外のもの)の一覧を作りました。各成分には必要最低限押さえておきたいキーワードを箇条書きしています。詳しい説明やイラストはリンクからご覧ください。
また、外皮用薬全体の共通点等は下記のページでまとめています。
外皮用薬(皮膚に用いる薬)の全体としての説明や共通点など
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抗炎症成分
※ステロイド性・非ステロイド性抗炎症成分はこちらから
局所麻酔成分
- ジブカイン塩酸塩
- リドカイン
- アミノ安息香酸エチル
- テシットデシチン
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①皮下の知覚神経を麻痺させる
②きり傷等の創傷面の痛み、湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせも、虫さされ等による皮膚の痒みの緩和
- アンモニア
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①皮下の知覚神経に麻痺させる
②主に虫さされによる痒みの緩和
③皮膚刺激性が強い_粘膜(口唇等)や目の周りには使用はしない
抗ヒスタミン成分
- ジフェンヒドラミン塩酸塩
- クロルフェニラミンマレイン酸塩
- ジフェニルイミダゾール
- イソチペンジル塩酸塩
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①湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせも、虫さされなどの緩和
②患部の腫れ_副作用
局所刺激成分
下記すべての成分は、目や目の周り、粘膜面には使用しない
冷感刺激成分
温感刺激成分
- カプサイシン
- トウガラシ
- ノニル酸ワニリルアミド
- ニコチン酸ベンジルエステル
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①温感刺激→末梢血管の拡張_血行促進
②人により刺激が強い→痛み_副作用
③入浴前後の使用はしない
*入浴前_1時間前に剥がす
*入浴後_ほてりが鎮まってから貼付
- クロタミトン
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皮膚に軽い灼熱感_痒みを感じにくくさせる
- ヘパリン類似物質
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①抗炎症・保湿作用あり
②血液凝固抑制作用→出血しやすい人等_禁止
@ - ポリエチレンスルホン酸ナトリウム
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血液凝固抑制作用→出血しやすい人等_禁止
@ - ニコチン酸ベンジルエステル
- ビタミンE(トコフェロール)