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成分
キサンチン系成分
主に配合される薬の分類
眠気防止薬、鎮暈薬、かぜ薬、解熱鎮痛薬
覚えておきたいこと
- 眠気防止薬
①脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑える
②脳が過剰に興奮→めまい、不安、不眠、頭痛のおそれ
③腎臓におけるナトリウムイオン(同時に水分)の再吸収抑制があり、尿量の増加(利尿)をもたらす
④胃液分泌亢進作用→胃腸障害(食欲不振、悪心・嘔吐)のおそれがあり、胃酸過多、胃潰瘍の人は服用を避ける
⑤心筋興奮作用→動悸が現れるおそれがあり、心臓病の人は服用を避ける
⑥作用は弱いながら反復摂取により依存しやすい→短期間の服用にとどめ、連用しないこと
⑦血液-胎盤関門を通過して胎児に到達→発達に影響を及ぼすおそれ
⑧乳汁中に移行→乳児はカフェインの代謝にはより多くの時間を要するため、乳児に頻脈や不眠等を引き起こすおそれ
⑨1回摂取量→200mg、1日摂取量→500mg が上限
⑩カフェイン含有の薬品や食品等と眠気防止薬と同時に摂取されると、カフェインが過量となり、中枢神経系や循環器系等への作用が強く現れるおそれ
(11)小児用の眠気防止薬はない - 鎮暈薬
①脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減
②抗めまい成分、抗ヒスタミン成分、抗コリン成分又は鎮静成分の作用による眠気が解消されるわけではない - かぜ薬
鎮痛作用を補助する目的で配合されている場合がある - 解熱鎮痛薬
解熱鎮痛成分の鎮痛作用を増強する効果を期待して、また、中枢神経系を刺激して頭をすっきりさせたり、疲労感・倦怠感を和らげることなどを目的で配合されている場合がある
※眠気が解消されるわけではない
絵で覚える
↑カフェインはキーワードが多いので厳選して絵にしてます。
コーヒーの絵の下に、1杯(回)200円、1日500円とは何ぞ・・・これは、1回摂取量→200mg、1日摂取量→500mg が上限のことを馴染みやすく金額にしているんです(^^;;
主な使用上の注意の記載とその対象成分・薬効群等(第5章対策)
してはいけないこと
- 「本剤又は本剤の成分によりアレ ルギー症状を起こしたことがある人」
*ショック(アナフィラキシー)等の重篤なアレルギー性の副作用 - 「次の症状がある人」
*胃酸過多→カフェインが胃液の分泌を亢進し、症状を悪化させるおそれ - 「次の診断を受けた人」
*心臓病→徐脈又は頻脈を引き起こし、心臓病の症状を悪 化させるおそれ
*胃潰瘍→胃液の分泌が亢進し、胃潰瘍の症状を悪化させるおそれ - 「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」
*眠気防止薬 - 「コーヒーやお茶等のカフェイン を含有する飲料と同時に服用しな いこと」
*カフェインが過量摂取となり、中枢神経系、循環器系等に作用が強く現れる おそれ
相談すること
- 「授乳中の人」
*乳汁中に移行する可能性
ひと言
覚えることが多いですが、他の成分よりも断然馴染みのあるものなので覚えやすい!「カフェインが含まれるコーヒーを飲んだら眠気が覚める」と誰もが知っているような常識が問題で出ることだってありますので、サクッとマスターしましょう(╹◡╹)