登録販売者試験の腸の薬の成分についてまとめていきます。本日からは腸の薬のまとめに突入です!腸の薬にはいくつか種類があり、成分の分類もいくつもあり、さらに各成分ごとに分かれます。先が長そうだ・・だが、特徴的な成分が多くて覚えやすそうだ!(╹◡╹)
最初に腸の薬の種類を説明します。
①整腸薬
腸の調子や便通を整える(整腸)、腹部膨満感、軟便、便秘に用いられることを目的とする医薬品。
簡単に言うとお腹の調子を整える薬です。腸内環境改善なんてよく聞きますよね、それです。今回はこの整腸薬に深く関わる整腸成分について説明します。
②止瀉薬(ししゃ)
下痢、食あたり、吐き下し、水あたり、下り腹、軟便等に用いられることを目的とする医薬品。
瀉はお腹を下す意味。瀉を止める・・つまり、下痢止めのことですね。
③瀉下薬(しゃげ)
便秘症状及び便秘に伴う肌荒れ、頭重、のぼせ、吹き出物、食欲不振、腹部膨満、腸内異常発酵、痔の症状の緩和、又は腸内容物の排除に用いられることを目的とする医薬品
止瀉薬の逆の作用。下剤(便秘薬)のことです。
ちなみに、①整腸薬、③瀉下薬は医薬部外品として販売されている製品もあるようです。
では、今回紹介する整腸成分についてまとめていきます。
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目次
【分類】整腸成分
ビフィズス菌、アシドフィルス菌、ラクトミン、乳酸菌、酪酸菌等の生菌成分

特徴
- 腸内細菌のバランスを整える。
ビフィズス菌や乳酸菌はヨーグルトなどでもおなじみのお腹の調子を整える成分ですね。種類は多いですが、すべて「◯◯菌」です。試験で腸の薬で問われたときに、「◯◯菌」とあれば間違いなく腸内細菌のバランスを整える生菌成分でしょう!これは覚えやすいですね( ^∀^)
生薬成分ですね。ケツメイシ、ゲンノショウコは割と頻出な気がしますね、厄介だ(−_−;)アセンヤク・・?そんなのあったっけ(というかこのまとめを書いていて気付いたレベル💦)
トリメブチンマレイン酸塩

特徴
- 消化管の平滑筋に直接作用して、消化管の運動を調整する作用。
- 消化管運動が低下しているときは亢進的に、運動が亢進しているときは抑制的に働く。
- 重篤な副作用として、肝機能障害。
なるほど。腸の調子(消化管運動)を見極めて、良い方に導いてくれるんですね(*’ω’*)
イラストはトリメブチンの”トリメ”→”鳥目”→と連想してフクロウ🦉を描きました。
まとめ・覚えるポイント
①整腸成分は、生菌(◯◯菌)、ケツメイシ、ゲンノショウコ等の生薬、トリメブチン。
②ケツメイシ、ゲンノショウコは腹部膨満感等にも期待される。
③トリメブチンは消化管の運動を調節。重篤な副作用で肝機能障害のおそれ。
というわけで以上です。みなさん、ここまでご閲覧いただきありがとうございました!