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薬の成分、漢方など(第3章の項目)を中心に、絵で覚える登録販売者試験対策ブログです。

腸の薬の成分まとめ・覚え方④止瀉成分(腸内殺菌)

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腸の薬の成分まとめ・覚え方④止瀉成分(腸内殺菌)

登録販売者試験の腸の薬の成分についてまとめていきます。

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【分類】止瀉成分(腸内殺菌)

これまでまとめてきた止瀉成分はこれで最後です。

【前回】腸の薬の成分まとめ・覚え方③止瀉成分(腸管運動低下・吸着)
前々回】腸の薬の成分まとめ・覚え方②止瀉成分(収斂)

今回は止瀉成分の中の腸内細菌成分についてです。

腸内殺菌成分は、細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的とします。
また、手引きには以下のような記載がありました。

通常の腸管内 に生息する腸内細菌に対しても抗菌作用を示すが、ブドウ球菌や大腸菌などに対する抗菌作用の方が優位であることと、下痢状態では腸内細菌のバランスが乱れている場合が多いため、結果的に腸内細菌のバランスを正常に近づけることにつながると考えられている。

つまり、この成分では善玉菌も抗菌するけど、それよりもブドウ球菌などが蔓延る方が困るから、一旦すべての菌の増殖を抗菌して腸内細菌のバランスを整えようということですね。

ベルベリン塩化物、タンニン酸ベルベリン


特徴
  1. 抗菌作用と抗炎症作用もある。
  2. 生薬のオウバクオウレンの中に存在する物質のひとつ。
  3. オウバクのエキス製剤→苦味による健胃作用よりも、ベルベリンによる止瀉作用を期待して用いられる。
  4. タンニン酸ベルベリン→タンニン酸(収斂)+ベルベリン(抗菌)の化合物 。消化管内でタンニン酸とベルベリンに分かれて、それぞれ止瀉に働く。

オウバクオウレンはたびたび登場しますね。まぁあくまでも、オウバクオウレンの中にベルベリンがあるだけで、ベルベリン=オウバクオウレンじゃないのでごっちゃにならないように気をつけないといけませんね。
胃薬の成分まとめ・覚え方④健胃成分
腸の薬の成分まとめ・覚え方②止瀉成分(収斂)

タンニン酸は収斂のこと。タンニン酸アルブミンも収斂成分でしたのでいい復習になります。

イラストでは、ベルを描いてます。「ベルの合図で腸内殺菌」・・語呂合わせでもなんでもないけどw

木クレオソート


特徴
  1. 過剰な腸管の蠕動運動を正常化する。また、水分や電解質の分泌も抑える。
  2. 局所麻酔作用もある→歯痛薬(外用)としても使用。
  3. 局所麻酔作用の注意点→痛みが感じにくくなることで重大な消化器疾患や状態の悪化等を見過ごすおそれ。長期間にわたって使用しない。

木クレオソート→ソード(剣)。麻痺の剣で細菌を斬り、蠕動運動を止める(正常化)!みたいなイメージです(^◇^;)

アクリノール


特徴
  1. 黄色色素成分。
  2. 外用の消毒薬としても使用される。

絆創膏にあるガーゼの黄色い成分はこれです。聞き覚えのある名前じゃないですか?名前だけで、なんとなく殺菌と想像できます。

まとめ・覚えるポイント


①ベルベリン、木クレオソート、アクリノールは止瀉成分の中の腸内殺菌成分(細菌感染による下痢の症状を鎮める)。

②ベルベリン→抗菌作用と抗炎症作用も有り。オウバクオウレンに含まれる成分。

③タンニン酸ベルベリン→タンニン酸(収斂)+ベルベリン(抗菌)それぞれ止瀉に働く。

④木クレオソート→過剰な腸管の蠕動運動を正常化、水分・電解質の分泌抑制。局所麻酔作用有り。

というわけで以上です。みなさん、ここまでご閲覧いただきありがとうございました!