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作用
非ステロイド性成分・抗炎症成分
主に配合される薬の分類
外皮用薬(外用鎮痛薬)
覚えておきたいこと
- 皮膚の下層にある骨格筋や関節部まで浸透してプロスタグランジンの産生を抑える
- 筋肉痛、関節痛、肩こりに伴う肩の痛み、腰痛、腱鞘炎、肘の痛み(テニス肘等)、打撲、捻挫に用いられる
- 過度に使用しても鎮痛効果が増すことはなく、安全性は確認されていない→塗り薬又はエアゾール剤については1週間あたり 50g(50mL)を超えての使用しない
- 貼付剤は連続して2週間以上の使用は避ける
- 長期連用を避ける
- 殺菌作用、皮膚感染症に対しては効果がなく、痛みや腫れを鎮めることでかえって皮膚感染が自覚されにくくなる(不顕性化する)おそれ→みずむし、たむし等又は化膿している患部への使用は避ける
- 内服で用いられる解熱鎮痛成分と同様、喘息の副作用を引き起こす可能性がある→喘息を起こしたことがある人は使用を避ける
- 吸収された成分の一部が循環血液中に入る可能性→妊婦は使用を避ける。
- 小児への使用については有効性・安全性が確認されておらず、15歳未満の小児には使用しない
絵で覚える
↑右下のフェルビナクは貼付剤のイメージで、皮膚に張り付いて骨格筋まで浸透している様子です
主な使用上の注意の記載とその対象成分・薬効群等(第5章対策)
してはいけないこと
- 「本剤又は本剤の成分によりアレ ルギー症状を起こしたことがある 人」
- 「ぜんそくを起こしたことがある人」
*喘息発作を誘発するおそれ - 「長期連用しないこと」
*副腎皮質の機能低下を生じるおそれ があるため - 「次の症状がある人」
*患部が化膿している人
*次の部位には使用しないこと:水痘(水ぼうそう)、みずむし・たむし等又は化膿している患部 - 「次の部位には使用しないこと」
*湿疹、かぶれ、傷口
ひと言
インドメタシンと並び外用鎮痛薬の代表格です!覚えることが多いですがキッチリと覚えましょう!