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作用
抗炎症成分
主に配合される薬の分類
歯槽膿漏薬、口内炎用薬、外皮用薬
覚えておきたいこと
*グリチルリチン酸の記述と共通しています(グリチルレチン酸はグリチルリチン酸が加水分解され変化したものなので、登録販売者試験の勉強するだけならグリチルレチン酸=グリチルリチン酸と考えてもいいでしょう)。
- 歯槽膿漏薬
歯周組織の炎症を和らげる - 口内炎用薬
口腔粘膜の炎症を和らげる - 外皮用薬
比較的穏やかな抗炎症作用 - 化学構造がステロイド性抗炎症成分に類似している
- グリチルリチン酸を大量に摂取すると、偽アルドステロン症を生じるおそれ
①むくみ、心臓病、腎臓病又は高血圧のある人や高齢者は、偽アルドステロン症を生じるリスクが高い→1日最大服用量がグリチルリチン酸40mg 以上の製品は医師等に相談
②どのような人でも、1日最大服用量がグリチルリチン酸40mg 以上の製品は長期連用しない
③医薬品ではグリチルリチン酸としての1日摂取量が 200mgを超えないよう用量が設定されている
④甘味料として一般食品や医薬部外品などにも広く用いられているため注意
絵で覚える
↑歯槽膿漏薬、口内炎用薬でのみ出題されるのため、歯周組織のイラストにしてます。
主な使用上の注意の記載とその対象成分・薬効群等(第5章対策)
してはいけないこと
- 漢方生薬製剤「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」
*偽アルドステロン症を生じるおそれがあるため。 - 「長期連用しないこと」
*偽アルドステロン症を生じるおそれがあるため。
相談すること
- 「高齢者」
*偽アルドステロン症を生じやすいため。 - 「次の症状がある人」
*むくみ
偽アルドステロン症の発症のおそれが特にあるため。 - 「次の診断を受けた人」
*高血圧、心臓病、腎臓病
大量に使用するとナトリウム貯留、カリウム排泄促進が起こり、むくみ(浮腫)等の症状が現れ、 高血圧を悪化させるおそれがあるため。
ひと言
グリチルリチン酸をきちっと覚えておけば大丈夫です!