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薬効分類
小児鎮静薬(小児の疳)、強心薬
覚えておきたいこと
- ジンチョウゲ科のジンコウ、その他同属植物の材、特にその辺材の材質中に黒色の樹脂が沈着した部分を採取したものを基原とする生薬。
- 鎮静、健胃、強壮などの作用を期待して用いられる。
絵で覚える
【語呂合わせ】
(1)”ジン”コウ→強心(キョウ”ジン”)
もちろん本来は強心(キョウシン)と読みますが、暗記のため濁点をつけて”ジン、ジン”という読み方で合わせてみました。
(2)ジン”コウ”で健”康”な胃に。→”健”胃
ジンコウのコウで健胃に関連付け。
(3)”沈”香(ジンコウ)は疳の虫を”沈”める。
漢字では”沈”香と書きます。疳の虫を鎮静(”沈める”)する作用と合わせました。
ちょっと分かりにくいか・・(^_^;)
ほかにも小児の疳には下記の漢方も使われることがあります。
- 抑肝散(よくかんさん)
- 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)※小児夜尿症にも適応
- 小建中湯(しょうけんちゅうとう)※小児夜尿症にも適応
※手引きの記載では、ジンコウは小児夜尿症への適応はありません。
暗記ポイント
①ジンコウ→ジンチョウゲ科のジンコウの材質中に黒色の樹脂が沈着した部分
②小児の疳に適応。強心薬にも使われる
③鎮静、健胃、強壮などの作用
【語呂合わせ】
(1)”ジン”コウ→強心(キョウ”ジン”)
(2)ジン”コウ”で健”康”な胃に。→”健”胃
(3)”沈”香(ジンコウ)は疳の虫を”沈”める。