絵で覚える登録販売者

薬の成分、漢方など(第3章の項目)を中心に、絵で覚える登録販売者試験対策ブログです。

大阪H25)登録販売者試験過去問 漢方・生薬の問題解説/出題傾向

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大阪ブロックの平成25年度(2013年)の登録販売者試験の問題(過去問)について、第3章の漢方・生薬からの出題を解説します。

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当ページについて

漢方・生薬 問題の出題傾向

漢方・生薬から9問出題されています。
そのうち、全問漢方についての問いが3問出題全問生薬についての問いが2問、その他項目を合わせた複合問題4問でした。

下記のページでも漢方・生薬の出題パターンなどをまとめていますので、よかったらご活用ください!試験で漢方・生薬を捨てるのはもったいないですので、苦手意識のある方も是非^ ^

問24(全問漢方)

次のa~cの記述は鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤について述べたものである。該当するものの正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入 しなさい。

a.下肢の痙攣性疼痛(いわゆる「足がつる」症状やこむらがえり)、急な腹痛や胃痙攣の痛み等のような、急激に起こる筋肉の痙攣を伴う疼痛に適するとされる。ただし、症状があるときのみの服用にとどめ、連用を避けることとされている。

b.関節痛、神経痛に適するとされるが、のぼせが強く赤ら顔で体力が充実している人では、動悸、のぼせ、ほてり等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

c.みぞおちが膨満して手足が冷えやすい人における、頭痛及び頭痛に伴う吐き気、しゃっくりに適するとされる。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 4

4が正しい組み合わせです。

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう) は”こむらがえり”、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)は”しゃっくり”と独自キーワードがあるのでこの2つは特定しやすいかな?

問28(全問漢方)

小児鎮静薬に用いられる漢方処方製剤のうち、構成生薬としてカンゾウを含まない製剤を次の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

  1. 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
  2. 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
  3. 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
  4. 抑肝散(よくかんさん)
  5. 小建中湯(しょうけんちゅうとう)

正答 2

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)ダイオウのみ(試験で問われる生薬では)。

問32(一部生薬)

次のa~cの記述は胃の薬に配合される成分について述べたものである。該当するものの正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.ミカン科キハダの樹皮で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。

b.クスノキ科のシナニッケイ又はその他同属植物の樹皮及び周皮の一部を除いたものを用いた生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる。

c.胆汁の分泌を促す作用(利胆作用)があるとされ、消化を助ける効果を期待して用いられる。

a

b

c

1

ウルソデオキシコール酸

2

ウルソデオキシコール酸

3

ウルソデオキシコール酸

4

スクラルファート水和物 (スクラルファート)

5

スクラルファート水和物 (スクラルファート)

正答 3

3の組み合わせが正しいです。
ちなみにゲンチアナはリンドウ科のゲンチアナの根及び根茎を基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられます。

問37(全問生薬)

強心薬に関する次の記述に該当する成分を下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

ヒキガエル科のシナヒキガエル又はヘリグロヒキガエルの毒腺の分泌物を集めたもので、微量で強い強心作用を示す。皮膚や粘膜に触れると局所麻酔作用を示し、この成分が配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがあるため、噛まずに服用することとされている。

1.センソ
2.ジャコウ
3.ゴオウ
4.ロクジョウ
5.リュウノウ

正答 1

センソ の記述です。キーワードは”ヒキガエル”。
他の生薬にも動物が基原となるものがありますので、リンクぺージからご確認ください。とっても覚えやすいです(*’▽’*)

問40(一部漢方)

次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.ユビデカレノンは、軽度な心疾患により日常生活の身体活動を少し越えたときに き起こる動悸、息切れ、むくみの症状に用いられる。

b.ルチンは別名コエンザイムQ10とも呼ばれるビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。

c.ヘプロニカートは、末梢の血液循環を改善する作用を示す。

d.七物降下湯(しちもつこうかとう)は、比較的体力があり、のぼせ気味で、顔面紅潮し、精神不安で、便秘の傾向のある人における、高血圧に伴う諸症状、鼻血、痔出血、便秘、更年期 障害、血の道症に適するとされる。

1.(a ,b) 2.(a ,c) 3.(b ,c) 4.(b ,d) 5.(c ,d)

正答 2

d.は三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)の記述ですね。

七物降下湯(しちもつこうかとう)は、体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく胃腸障害のないものの高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、 胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされるものです。

問42(一部漢方)

泌尿器用薬に関する次のa~cの( )に入る字句の正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)は、( a )、下腹部の筋肉が緊張する傾向がある人における、排尿痛、残尿感、尿の濁り、こしけ(おりもの)の症状に適するとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人に( b )とされる。構成生薬として( c )を含む。

a

b

c

1

比較的体力があり

不向き

2

比較的体力があり

不向き

3

比較的体力があり

適する

4

疲れやすく

不向き

5

疲れやすく

適する

正答 2

適応する体力について問われる問題です。また、ブシという登録販売者試験の3大生薬(カンゾウ、マオウ、ダイオウ)以外の生薬が『漢方の問題から出題』されています。結構難問。

問43(一部漢方・生薬)

婦人薬及び婦人薬に配合される成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.エストラジオールは、長期連用により血栓症を生じるおそれがある。

b.センキュウはセリ科のセンキュウの根茎であり、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和する。

c.五積散(ごしゃくさん)は、慢性に経過し、症状の激しくない胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、冷え症、更年期障害、感冒に適するとされるが、体の虚弱な人、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、不向きとされる。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 1

すべて正しい記述です。

問55(全問漢方)

漢方処方製剤に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.患者の証(体質及び症状)に基づく考え方とは、体質を虚証と実証とに分類し、それに応じて処方を選択する考え方である。

b.陰陽五行説は、人体の臓器を五臓六腑に分け、それぞれの臓器が相互に作用し合って生体のバランスを取っている、という考え方に基づいて処方を選択する考え方である。

c.漢方薬は一般に作用が穏やかで、副作用が少なく、重篤な副作用は起きない。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 2

漢方とは何か・・?という部類の問題です。
常識で解けます。

問56(全問生薬)

次の記述に該当する生薬を下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

マメ科のクズの根を用いた生薬で、解熱、鎮痙等の作用を期待して用いられる。

1.ボウフウ
2.ブクリョウ
3.カッコン
4.ブシ
5.レンギョウ

正答 3

カッコンの記述です。他の生薬の説明はリンクぺージからご確認ください。