絵で覚える登録販売者

薬の成分、漢方など(第3章の項目)を中心に、絵で覚える登録販売者試験対策ブログです。

大阪H28)登録販売者試験過去問 漢方・生薬の問題解説/出題傾向

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大阪ブロックの平成28年度(2016年)の登録販売者試験の問題(過去問)について、第3章の漢方・生薬からの出題を解説します。

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当ページについて

  • 試験問題や回答については下記の大阪府のwebサイトからこれらを確認し、解説等を作成しています。大阪府ホームページ(登録販売者試験に関するページ)*実際の過去問のPDFも無料で取得できます。
  • このページでは、漢方および生薬に関するものに焦点を当てて解説しています。従いまして、問題については一部を抜粋したものとなっております。
  • 過去問の回答を含んでいますのでご了承の上閲覧ください。

漢方・生薬 問題の出題傾向

漢方・生薬から11問出題されています。
そのうち、全問漢方についての問いが2問出題全問生薬についての問いが1問全問漢方・生薬についての問いが1問、その他項目を合わせた複合問題7問でした。

下記のページでも漢方・生薬の出題パターンなどをまとめていますので、よかったらご活用ください!試験で漢方・生薬を捨てるのはもったいないですので、苦手意識のある方も是非^ ^

問22(一部漢方)

次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.葛根湯(かっこんとう)小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は、構成生薬としてマオウを含む。

b.小柴胡湯(しょうさいことう)は、インターフェロン製剤で治療を受けている人では、間質性肺炎の副作用が現れるおそれが高まるため、使用を避ける必要がある。

c.アセトアミノフェンは、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを主な目的として用いられる。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 4

a.b.は正しい記述です。

小柴胡湯(しょうさいことう)がインターフェロン製剤で副作用という問題は第5章でよく出ます。

問28(一部漢方・生薬)

小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する次のa~c の記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に 記入しなさい。

a.ジャコウは、ウシ科のサイカレイヨウ(高鼻レイヨウ)等の角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。

b.小児鎮静薬は、夜泣き、ひきつけ、疳の虫等の症状を鎮めるほか、小児における虚弱体質、消化不良などの改善を目的とする医薬品である。

c.漢方処方製剤として、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)がある。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 4

aはゴオウの記述です。

ジャコウは、シカ科のジャコウジカの雄の麝香(ジャコウ)腺分泌物で呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用がある生薬で。

cは正しい記述です。

問30(全問生薬)

次のa~cの記述について、該当する生薬の正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.ヒガンバナ科のヒガンバナ鱗茎を基原とする生薬で、去痰作用を期待して用いられる。

b.バラ科のヤマザクラ又はその他近縁植物の、通例、周皮を除いた樹皮を基原とする生薬で、去痰作用を期待して用いられる。

c.ユリ科のジャノヒゲの根の膨大部を基原とする生薬で、鎮咳、去痰、滋養強壮等の作用を期待して用いられる。

 

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 1

1の組み合わせが正しいです。
他の生薬については各リンク先のページをご覧下さい。

問32(一部漢方)

胃の薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.制酸成分を主体とする胃腸薬については、酸度の高い食品と一緒に使用すると胃酸に対する中和作用が低下することが考えられる。

b.安中散(あんちゅうさん)人参湯(にんじんとう)(理中 丸)、平胃散(へいいさん)六君子湯(りっくんしとう)は、いずれもカンゾウを含む。

c.健胃薬、消化薬は、医薬部外品として製造販売されているものもある。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 2

bは正しい記述です。いずれもカンゾウを含みます。

問35(一部生薬)

胃腸鎮痛鎮痙薬に配合される成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が速くなる (頻脈)おそれがあるため、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期 間中の授乳を避ける必要がある。

b.オキセサゼインは、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。

c.エンゴサク(ケシ科のエンゴサクの塊茎)は、鎮痛鎮痙作用を期待して用いられる。

 a

b

c

1

2

3

4

5

正答 5

全て正しい記述です。

問37(一部漢方)

次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.強心薬は、疲労やストレス等による軽度の心臓の働きの乱れについて、心臓の働ききを整えて、動悸や息切れ等の症状の改善を目的とする医薬品である。

b.気つけとは、心臓の働きの低下による一時的なめまい、立ちくらみ等の症状に対して、意識をはっきりさせたり、活力を回復させる効果のことである。

c.苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)には、強心作用が期待される生薬は含まれず、主に尿量増加(利尿)作用により、水毒(漢方の考え方で、体の水分が停滞したり偏在して、その 循環が悪いことを意味する。)の排出を促すことを主眼とする。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 1

全て正しい記述です。

c.苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)のキーワードは”水毒”です。

問42(全問漢方・生薬)

泌尿器用薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.モクツウは、ツツジ科のクマコケモモの葉を基原とする生薬である。

b.カゴソウは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。

c.竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)は、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、下痢等の副作用が 現れやすい等、不向きとされる。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 3

モクツウアケビ科のアケビ又はミツバアケビの蔓性の茎を、通例、横切りしたものを基原とする生薬です。a.はウワウルシの記述です。

b.c.は正しい記述です。

問43(一部漢方・生薬)

婦人薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.センキュウトウキジオウは、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。

b.エストラジオールは、長期連用により血栓症を生じるおそれがある。

c.桃核承気湯(とうかくじょうきとう)は構成生薬としてダイオウを含むため、妊婦又は妊娠していると思われる女性の使用に関して留意する必要がある。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 1

全て正しい記述です。

問50(一部生薬)

頭皮・毛根に作用する配合成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.カルプロニウム塩化物は頭皮の血管を拡張し、毛根への血行を促すことによる発 毛効果を期待して用いられる。

b.ヒノキチオールは、ヒノキ科のタイワンヒノキ、ヒバ等から得られた精油成分 で、抗菌、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。

c.カシュウは、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 5

全て正しい記述です。

問55(全問漢方)

漢方処方製剤に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.漢方処方製剤を使用しようとする人の「証」(体質及び症状)を理解し、その 「証」にあった漢方処方を選択することが重要である。

b.漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合、生後3ヶ月未満の乳児にも使用することができる。

c.漢方処方を構成する生薬には、複数の処方で共通しているものもあり、同じ生薬 を含む漢方処方製剤が併用された場合、作用が強く現れたり、副作用を生じやすくなる恐れがある。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 3

生後3ヶ月未満の乳児に漢方を飲ませてはダメですよ。従ってbは誤りです。

問56(全問漢方)

漢方処方製剤のうち、次の記述に該当するものを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症、湿疹・皮膚炎、ふきでもの、肥満症に適するとされる。構成生薬としてカンゾウ、マオウ、ダイオウを含む。

  1. 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
  2. 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
  3. 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
  4. 大柴胡湯(だいさいことう)
  5. 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)

正答 3

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)の記述です。 ”腹部に皮下脂肪が多く”や”カンゾウ、マオウ、ダイオウの全てを含む”ことがキーワードです。

他の漢方については各リンク先のページをご覧下さい。