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薬の成分、漢方など(第3章の項目)を中心に、絵で覚える登録販売者試験対策ブログです。

大阪H29)登録販売者試験過去問 漢方・生薬の問題解説/出題傾向

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大阪H29)登録販売者試験過去問 漢方・生薬の問題解説/出題傾向

大阪ブロックの平成29年度(2017年)の登録販売者試験の問題(過去問)について、第3章の漢方・生薬からの出題を解説します。

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当ページについて

  • 試験問題や回答については下記の大阪府のwebサイトからこれらを確認し、解説等を作成しています。大阪府ホームページ(登録販売者試験に関するページ)*実際の過去問のPDFも無料で取得できます。
  • このページでは、漢方および生薬に関するものに焦点を当てて解説しています。従いまして、問題については一部を抜粋したものとなっております。
  • 過去問の回答を含んでいますのでご了承の上閲覧ください。

漢方・生薬 問題の出題傾向

漢方・生薬から14問出題されています。
そのうち、全問漢方についての問いが3問出題全問生薬についての問いが3問、その他項目を合わせた複合問題8問でした。

下記のページでも漢方の出題パターンをまとめていますので、よかったらご活用ください!試験で漢方・生薬を捨てるのはもったいないですので、苦手意識のある方も是非^ ^

問22(全問漢方)

かぜの症状の緩和に用いられる次の漢方処方製剤のうち、構成生薬としてカンゾウ及びマオウの両方を含むものを次の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

  1. 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
  2. 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
  3. 麦門冬湯(ばくもんどうとう)
  4. 桂枝湯(けいしとう)
  5. 小柴胡湯(しょうさいことう)

正答 2

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)が該当します。

他のものは次のとおりです。

問25(一部漢方)

眠気を促す薬に関する次の1~5の記述について、誤っているものを一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

  1. ブロモバレリル尿素が配合された医薬品を使用した後は、乗物や危険を伴う機械類 の運転操作を避ける必要がある。
  2. 妊娠中にしばしば生じる睡眠障害は、ホルモンのバランスや体型の変化等が原因であり、抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠改善薬の適用対象ではない。
  3. 小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮 などが現れることがあり、特に15歳未満の小児ではそうした副作用が起きやすい ため、抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の使用は避ける。
  4. 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として一時的な睡眠障害の緩和に用いられるだけでなく、慢性的に不眠症状がある人も対象としている。
  5. 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)は、体力中等度以下で疲れやすく、興奮しやすいものの神経質、不眠症、小児夜なき、夜尿症、眼精疲労、神経症に適するとされる。

正答 4

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)は、正しい記述です。

問28(一部漢方・生薬)

小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する次のa~cの 記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入 しなさい。

a.配合される生薬成分は、いずれも古くから伝統的に用いられており、作用が穏やかで小さな子供に使っても副作用が無い。

b.漢方処方製剤としては、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)抑肝散(よくかんさん)小建中湯(しょうけんちゅうとう)等がある。

c.ゴオウは、緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用等を期待して用いられる。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 5

b、cともに正しい記述です。小児の疳に適応のある漢方は他にも桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)がありますね。

問30(全問生薬)

鎮咳去痰薬に配合される生薬成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.マオウは、交感神経系への刺激作用によって、心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。

b.ナンテンジツは、知覚神経・末梢運動神経に作用して咳止めに効果があるとされる。

c.セネガは、糖尿病の検査値に影響を生じることがあり、1日最大配合量がセネガ原生薬として1.2g以上を含有する製品では、使用上の注意において成分及び分量に関連する注意として記載されている。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 1

すべて正しい記述です。ちなみにオンジセネガと同様に糖尿病の検査値に影響を生じることがあります。

問32(一部生薬)

次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.制酸成分を主体とする胃腸薬については、酸度の高い食品と一緒に使用すると胃酸 に対する中和作用が低下することが考えられるため、炭酸飲料等での服用は適当で ない。

b.センブリが配合された健胃薬は、刺激が強いので、散剤をオブラートで包む等、味や香りを遮蔽する方法で服用するとよい。

c.消化薬は、炭水化物、脂質、タンパク質等の分解に働く酵素を補う等により、胃や 腸の内容物の消化を助けることを目的とする医薬品である。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 5

オブラートでの服用は効果が弱まります。従って、b.センブリは誤った記述です。

問33(一部生薬)

胃腸薬に含まれる成分のうち、胃粘膜保護・修復作用を期待して配合される成分として、

次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選び、その番 号を解答用紙に記入しなさい。

a.ピレンゼピン塩酸塩水和物
b.ロートエキス
c.アルジオキサ
d.スクラルファート

1.(a ,b) 2.(a ,c) 3.(b ,c) 4.(b ,d) 5.(c ,d)

正答 5

b.ロートエキスは胃液分泌抑制などの働きです。従って誤りです。

問34(一部生薬)

瀉下薬及びそれに配合される成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.ヒマシ油は、小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられており、比較的瀉下作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられる。

b.酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促す。

c.ビサコジルが配合された内服薬では、胃内で分解されて効果が低下したり、胃粘膜に無用な刺激をもたらすのを避けるため、腸内で溶けるように錠剤がコーティング 等されている製品(腸溶性製剤)が多い。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 3

a.ヒマシ油は、急激で強い瀉下作用(峻下作用)を示すため3歳未満の乳幼児への使用は禁止されています。従ってこの記述は誤りです。

問37(全問生薬)

次の記述に該当する生薬を下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、微量で強い強心作用を示す。皮膚や粘膜に触れると局所麻酔作用を示し、この成分が配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがあるため、噛まずに服用することとされている。

  1. センソ
  2. ジャコウ
  3. ゴオウ
  4. ロクジョウ
  5. リュウノウ

正答 1

センソの記述です。キーワードは”ヒキガエル”です。
他の生薬については各リンク先のページをご覧下さい。

問40(一部漢方・生薬)

循環器用薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液 循環の改善効果を示すとされている。

b.日本薬局方収載のコウカは、ニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされている。

c.三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)は、体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向などのあるものの高血圧の随伴症状等に適するとされる。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 4

コウカは、末梢の血行を促して鬱血を除く作用、冷え症及び血色不良に効果があることが特徴ですので誤りです。

三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)は正しい記述です。

問43(全問漢方)

次のa~cの( )に入る字句の正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

( a )は、体力に関わらず、排尿異常があり、ときに口が渇くものの排尿困難、排尿 痛、残尿感、頻尿、むくみに適するとされる。

( b )は、体力中等度以上で、下腹部に熱感や痛みがあるものの排尿痛、残尿感、尿 の濁り、こしけ(おりもの)、頻尿に適するとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、 胃部不快感、下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

( c )は、体力中等度以下で、疲れやすくて尿量減少または多尿で、ときに手足のほてり、口渇があるものの排尿困難、残尿感、頻尿、むくみ、痒み、夜尿症、しびれに適す るとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、腹痛、下痢等の副作用が現 れやすい等、不向きとされる。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 2

2の組み合わせが正しいです。

問44(一部漢方)

婦人薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.内服で用いられる婦人薬には、複数の生薬成分が配合されている場合が多いが、比較的作用が穏やかであり、他の生薬成分を含有する医薬品(鎮静薬、胃腸薬、内用痔疾用薬等)が併用された場合でも副作用が起こることはない。

b.エストラジオールは、長期連用により血栓症を生じるおそれがあり、また、乳癌や脳卒中などの発生確率が高まる可能性がある。

c.女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる温清飲(うんせいいん)四物湯(しもつとう)はいずれもカンゾウを含まない漢方処方製剤である。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 4

Cは正しい記述です。
こちらのぺージを参考に^^

問52(一部生薬)

口内炎及び口内炎用薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.セチルピリジニウム塩化物は、患部からの細菌感染を防止することを目的として配 合される。

b.口内炎や舌炎が長期間にわたって症状が長引いている場合には、口腔粘膜に生じた腫瘍である可能性もある。

c.シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、組織修復促進、抗菌などの作用を期待して用いられる。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 1

c.シコンは、正しい記述です。

問55(全問漢方)

漢方処方製剤に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

a.防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は、構成生薬としてダイオウを含む。

b.清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)は、体力中等度以上で、赤ら顔でときにのぼせがあるもののにきびに適するとされるが、胃腸の弱い人では食欲不振、胃部不快感の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

c.黄連解毒湯(おうれんげどくとう)は、体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症、湿疹・皮膚炎、ふきでもの、肥満症に適するとされる。

a

b

c

1

2

3

4

5

正答 3

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

のキーワードは”二日酔い”です。全く違う記述であることが分かりますね。これは、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)の記述です。

問56(全問生薬)

次の記述に該当する生薬を下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

キンポウゲ科のハナトリカブト又はオクトリカブトの塊根を減毒加工して製したもの を基原とする生薬であり、心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を持つ。

  1. サイコ
  2. ブシ
  3. カッコン
  4. ボウフウ
  5. レンギョウ

正答 2

カブト”ブシ”なんて覚えるとこの手の問題だと簡単に解答できますよ^^

他の生薬については各リンク先のページをご覧下さい。