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適応する症状
かぜなど
配合される生薬
サイコ、ハンゲ、ケイヒ、シャクヤク、オウゴン、ニンジン、タイソウ、カンゾウ、ショウキョウ
覚えておきたいこと
体力中等度で、ときに脇腹(腹)からみぞおちあたりにかけて苦しく、食欲不振や口の苦味があり、舌に白苔がつくものの食欲不振、吐きけ、胃炎、胃痛、胃腸虚弱、疲労感、かぜの後期の諸症状に適すとされ、また、胃腸虚弱、胃炎のような消化器症状にも用いられるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)には不向きとされる。
インターフェロン製剤で治療を受けている人では、間質性肺炎の副作用が現れるおそれが高まるため、使用を避ける必要がある。また、肝臓病自体が、間質性肺炎を起こす要因のひとつとされており、肝臓病の診断を受けた人では、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するなどの対応が必要である。
絵で覚える
⭐️かぜが少し長引いている(後期症状)人で、体力が中程度あるなら最適だよ。
⭐️脇腹からみぞおちが苦しかったり、舌に白苔が付いてたらぼくの出番だよ!
🙅インターフェロン製剤との併用は絶対ダメ❌
🙅間質性肺炎にも注意が必要><
🌿カンゾウ
●イラストのテーマは、名前にある配合生薬のサイコ:柴胡です。舌に白苔がある人に使われるので、このキャラからも舌を出してますね。白苔も・・(⌒-⌒; )
ひと言
セリ科のミシマサイコの根を基原とする生薬のサイコ:柴胡は、抗炎症作用、解熱作用、鎮痛作用などのかぜ症状を広くカバーします。
小柴胡湯に体力のない人でも使いやすい桂枝湯を合わせた中間薬的な漢方が柴胡桂枝湯です。
それと、インターフェロン製剤との併用は禁忌!試験で頻出ですので、絶対覚えてください!