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作用
抗コリン成分
主に配合される薬の分類
鎮暈薬、胃腸鎮痛鎮痙薬(*ブチルスコポラミン臭化物)
*ブチルスコポラミン臭化物は下記ページで解説しています。
胃腸鎮痛鎮痙薬の成分まとめ・覚え方①抗コリン成分/平滑筋弛緩成分
覚えておきたいこと
- 自律神経系の混乱を軽減、消化管の緊張を低下させる。
- 消化管からよく吸収され、脳内に移行しやすいが、肝臓で速やかに代謝されてしまうため作用の持続時間は短い。
- スコポラミンを含む成分としてロートコンの軟エキスが配合されている場合もある。
- (抗コリン成分共通の注意点)
①散瞳による目のかすみや異常な眩しさ、顔のほてり、頭痛、眠気、口渇、便秘、排尿困難等の副作用が現れることがある
②眠気の副作用→乗物又は機械類の運転操作を避ける
③排尿困難の症状がある人、心臓病又は緑内障の診断を受けた人は医師等に相談
④高齢者→排尿困難や緑内障の基礎疾患を持つ場合が多く、口渇や便秘の副作用が現れやすいため注意
絵で覚える
↑速やかに代謝されるが作用の持続時間は短いので、”スピードスター”って異名を勝手につけました(笑)
主な使用上の注意の記載とその対象成分・薬効群等(第5章対策)
してはいけないこと
- 「本剤又は本剤の成分によりアレ ルギー症状を起こしたことがある人」
*ショック(アナフィラキシー)等の重篤なアレルギー性の副作用 -
「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」
*目のかすみ、異常なまぶしさを生じる
相談すること
- 「高齢者」
*緑内障の悪化、口渇、排尿困難又は便 秘の副作用が現れやすいため - 「次の診断を受けた人」
*排尿困難
*心臓病
*緑内障
ひと言
別の成分にはなりますが、「作用が現れるのが遅く 持続時間が長い」抗ヒスタミン成分のメクリジンとは作用の時間が対照的なので、比較して覚えても面白いでしょう( ^∀^)