登録販売者試験の胃薬の成分についてまとめていきます。
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目次
【分類】健胃成分
胃薬の成分のまとめはこれで第4弾目となります。さて、今回は何かというと健胃成分です。健康の「健」の文字に胃と書く・・そんな文字から大体はイメージできると思います。健胃とは、”弱った胃の働きを高めること”を言います。健胃薬を構成する成分であり、総合胃腸薬にも配合されることがあります。その健胃成分には、独特の味や香りを有し、唾液や胃液の分泌を促して胃の働きを活発にする作用があるとされます。以前にまとめました制酸成分とは、まるで真逆ですねぇ。
では成分名を上げていきますが、大きく2つのグループに分かれます。では1つ目のグループ↓
苦味
成分名:オウバク、オウレン、センブリ、ゲンチアナ、ユウタン、リュウタン
苦味グループです。イラストは成分(生薬)たちがゴーヤを運んでいます。
*苦味を連想させるためにゴーヤを描いただけで、実際には含まれていません><
覚えておきたいこと
- 味覚を刺激して胃液の分泌を促す。
- オブラートで包むと味が遮蔽し効果に期待できないので、オブラートには包まない。
- オウレン、オウバク、センブリは止瀉薬にも使われることがある。
- ユウタンは消化補助成分としても配合されることがある。
漢方のページでもいくつか説明した生薬が含まれていますね。ちなみに、オウレンは黄連解毒湯(おうれんげどくとう)で、リュウタンは竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)でおなじみです。
語呂合わせはなかなか思いつかないですねぇ。。センブリはセンブリ茶で苦いとわかるので、これで一つはクリアできるかな(~_~;)
過去問を解いてる中では、芳香よりも苦味の成分の方がよく出ている印象です。
芳香
成分名:ケイヒ、コウボク、チョウジ、チンピ等
芳香グループです。香りにちなんでアロマ的なイメージで描きました。
覚えておきたいこと
- 嗅覚を刺激して胃液の分泌を促す。
- オブラートで包むと香りが遮蔽し効果に期待できないので、オブラートには包まない。
大体は苦味の説明と同じです。こちらも覚える作用については単純なんですが、いかに成分名を記憶するかですね。
あんまり細かく書いても覚えにくいので触れたくないのですが、芳香グループはこのほかにも、ショウキョウ、ソウジュツ、ビャクジュツ、ウイキョウ、オウゴンも入ります。
ちなみに健胃成分には、味覚や嗅覚に対する刺激以外の作用をもつ乾燥酵母やカルニチン塩化物も配合されることがあります。
まとめ・覚えるポイント
今回は成分名に共通項がなく、語呂合わせも使えなかったです><辛い・・
とりあえずは要点をまとめます。
①オブラートで包まない(苦味・芳香どっちも)。
頻出ですね〜しっかりと押さえておきましょう!
②オウバク、オウレン、センブリ、ゲンチアナ、ユウタン、リュウタンは苦味、それ以外は芳香。
芳香成分と比べ、苦味成分は6種類と少ないので、こういう風に覚えた方がいいのかな・・と。
というわけで以上です。みなさん、ここまでご閲覧いただきありがとうございました!