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薬効分類
かぜ薬、鼻炎用内服薬、小児鎮静薬、胃腸薬、痔疾用薬、その他漢方薬全般
覚えておきたいこと
- マメ科のウラルカンゾウ又はグリキルリザ・グラブラの根及びストロンで、ときには周皮を除いたもの(皮去りカンゾウ)を基原とする生薬。
- カンゾウに含まれるグリチルリチン酸は、ステロイドと類似の骨格であり、抗炎症作用がある。
- 鎮咳去痰薬→抗炎症作用のほか、気道粘膜からの分泌を促す等の作用も期待される。
- 小児鎮静薬(小児の疳に効く)→健胃作用を期待され用いられる。
- 大量摂取や連用で、偽アルドステロン症が生じるおそれがある。
- むくみ、心臓病、腎臓病又は高血圧のある人や高齢者は特に注意が必要で、1日最大服用量がカンゾウ(原生薬換算)として1g以上の製品を使用する場合は医師等に相談すること。
また、どのような人であっても、1日最大服用量がカンゾウ(原生薬換算)として1g以上となる製品は、長期連用を避ける。
絵で覚える
【語呂合わせ】
公演ショーの感想(かんそう)はグッド→抗炎症、カンゾウ、グリチルリチン、偽アルドステロン症
何かの公演(ショー)が予想以上に楽しかったときの様子です。
登録販売者の漢方を勉強する上では、一番重要と言っていい配合生薬がこのカンゾウですね。多くの漢方に使われますが、試験では”カンゾウを含まないものはどれか?”というような問いも結構出ます。(下記のページでまとめてます)
登録販売者試験の漢方まとめ・覚え方【カンゾウを含まない漢方一覧他】
また、甘味料にも使われることで有名です。
カンゾウが配合されている主な漢方
暗記ポイント
①カンゾウ→マメ科のウラルカンゾウ又はグリキ ルリザ・グラブラの根及びストロンで、ときには周皮を除いたもの(皮去りカンゾウ)を基原
(生薬名と基原名がどっちもカンゾウ!)
②グリチルリチン酸(ステロイドに類似)が含まる→抗炎症作用
③鎮咳去痰薬→気道粘膜からの分泌促進作用もある
④小児鎮静薬(小児の疳に効く)→健胃作用
⑤大量摂取や連用で、偽アルドステロン症のおそれ→むくみ、心臓病、腎臓病又は高血圧のある人や高齢者は特に注意
【語呂合わせ】
公演ショーの感想(かんそう)はグッド→抗炎症、カンゾウ、グリチルリチン、偽アルドステロン症