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作用
抗ヒスタミン成分(第一世代)
*抗コリン作用も示す
主に配合される薬の分類
かぜ薬、鎮咳去痰薬、口腔咽喉薬(含嗽薬)、鎮暈薬、内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬)、外用痔疾用薬、外皮用薬、鼻炎用点鼻薬、眼科用薬
覚えておきたいこと
- かぜ薬
くしゃみや鼻汁を抑える - 鎮咳去痰薬
①アレルギーに起因する咳や喘息、気道の炎症の緩和→鎮咳成分・気管支拡張成分・抗炎症成分の働きを助ける
②(副作用)気道粘膜での粘液分泌を抑制することで痰が出にくくなる→痰の切れを良くしたい場合は併用に注意 - 口腔咽喉薬(含嗽薬)
咽頭に付着したアレルゲンによる喉の不快感等の症状を鎮める(咳に対する薬効を標榜することは出来ない。) - 鎮暈薬
延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用 - 内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬)
①ヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える
②鼻汁分泌やくしゃみを抑える - 外用痔疾用薬
痔に伴う痒みを和らげる - 外皮用薬
①湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせも、虫さされなど皮膚症状の緩和に
②(副作用)患部の腫れ - 鼻炎用点鼻薬
ヒスタミンの働きを抑える→くしゃみや鼻汁の症状を緩和 - 眼科用薬
ヒスタミンの働きを抑える→目の痒みを和らげる - (抗ヒスタミン成分共通の副作用)
①眠気
②抗コリン作用も示す→排尿困難、口渇、眼圧上昇、便秘
絵で覚える
↑”クロ”ルフェニラミンなので、黒いんですw目が眠そうなのは副作用の眠気を表しています。
抗ヒスタミン成分は同じような作用のものや種類が多いので、語呂合わせじゃないけど名前から特徴を見つけてイラストにする路線でいきます(^^;;
主な使用上の注意の記載とその対象成分・薬効群等(第5章対策)
してはいけないこと
- 「本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人」
*ショック(アナフィラキシー)等の重篤なアレルギー性の副作用 - 「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」
*眠気
相談すること
- 「次の症状がある人」
*排尿困難 - 「次の診断を受けた人」
*緑内障
ひと言
抗ヒスタミン成分では一番最初に覚える人も多いんじゃないでしょうか。かなり有名どころですね。そのためか、配合される薬も多く作用もむちゃくちゃ多いです。
ひと言では収まりませんが、かぜ薬のくしゃみや鼻汁を抑える作用は鉄板でしょう!