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適応する症状
咳、喘息など
配合される生薬
マオウ、キョウニン、カンゾウ、セッコウ
覚えておきたいこと
体力中等度あるいはそれ以上で、咳が出て、ときにのどが渇くものの咳、小児喘息、気管支喘息、気管支炎、感冒、痔の痛みに用いられるが、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人等には不向きとされる。
絵で覚える
⭐️ときにのどが渇くものの咳や喘息に。
🙅胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人には✖︎
🌿マオウ、カンゾウ
●イラストは、キーワードの「ときにのどが渇く」様子です。右側は、配合生薬のキョウニン:杏仁です。キョウニンは、バラ科のホンアンズ、アンズ等の種子を基原とする生薬で、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示すとされるとのこと。
食用では、杏仁豆腐にも使われています(๑>◡<๑)
ちなみに、この漢方名の由来は、全配合生薬の頭文字から取ったものです。
麻黄(マオウ)・杏仁(キョウニン)・甘草(カンゾウ)・石膏((セキ)セッコウ)
ひと言
「ときにのどが渇く」というフレーズは麻杏甘石湯特有のものですので、神秘湯(しんぴとう) 、五虎湯(ごことう) と区別して覚えてみましょう!