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作用
殺菌消毒成分
主に配合される薬の分類
口腔咽喉薬・含嗽薬、外皮用薬、口内炎用薬
覚えておきたいこと
- 口腔咽喉薬・含嗽薬
口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑える - 外皮用薬
①ヨウ素による酸化作用一般細菌 真菌 結核菌 ウイルス ◯ ◯ ◯ ◯ *◯→有効 ✖️→無効
②ヨウ素の殺菌力はアルカリ性になると低下するため、石鹸と併用する場合に
は、石鹸分をよく洗い落としてから使用するべき
③ヨウ素をポリビニルピロリドン(PVP)と呼ばれる担体に結合させて水溶性とし、
徐々にヨウ素が遊離して殺菌作用を示すように工夫されたもの
④口腔咽喉薬や含嗽薬として用いられる場合より高濃度で配合→誤って原液を口腔粘膜に適用しない - 口内炎用薬
患部からの細菌感染を防止 - 注意点・副作用
①ショック(アナフィラキシー)等の重篤な副作用のおそれ
②ヨウ素の摂取につながり、甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性→バセドウ病や橋本病などの甲状腺疾患の診断を受けた人では悪影響を生じるおそれがあるため医師等に相談
③ヨウ素の一部が血液-胎盤関門を通過して胎児に移行するため、長期間大量に使用された場合には、胎児にヨウ素の過剰摂取による甲状腺機能障害を生じるおそれ→妊娠している人は注意
④ヨウ素の一部が乳汁中に移行→授乳中の人は注意
⑤副作用:口腔粘膜の荒れ、しみる、灼熱感、悪心(吐きけ)、不快感
⑥銀を含有する歯科材料(義歯等)が変色することがある。
⑦ビタミンCと反応すると脱色→殺菌作用が低下
絵で覚える
↑みんな見たことのあるイラスト?じゃないです、一応オリジナルですw
副作用や注意点がかなり多いですね。
外皮用薬の殺菌はすべて有効です!
主な使用上の注意の記載とその対象成分・薬効群等(第5章対策)
してはいけないこと
- 「本剤又は本剤の成分によりアレ ルギー症状を起こしたことがある人」
*ショック(アナフィラキシー)等の重篤なアレルギー性の副作用
相談すること
- 「次の診断を受けた人」
*甲状腺疾患
ヨウ素の体内摂取が増える可能性があり、甲状腺疾患の治療に影響を及ぼすおそれがあるため
ひと言
口腔咽喉薬・含嗽薬、外皮用薬で頻出です。どちらもしっかり覚えましょう!ポビドンヨード=甲状腺機能障害ということは特に!