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適応する症状
動悸、息切れなど
配合される生薬
覚えておきたいこと
体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸があるものの立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸 、息切れ、神経症、神経過敏に適すとされる。 強心作用が期待される生薬は含まれず、主に尿量増加(利尿)作用により、水毒(漢方の考え方で、体の水分が停滞したり偏在して、その循環が悪いことを意味する。)の排出を促すことを主眼とする。
なお、高血圧、心臓病、腎臓病の診断を受けた人では、カンゾウ中のグリチルリチン酸による偽アルドステロン症を生じやすく、また、動悸や息切れの症状は、それら基礎疾患によっても起こることがある。医薬品の販売等に従事する専門家においては、本剤を使用しようとする人における状況の把握に努めることが重要である。比較的長期間(1ヶ月位)服用されることもある。
絵で覚える
⭐️動悸、息切れ、めまい、神経症など広範囲に適用されます。
⭐️水毒を排出することで、各症状を改善していきます。
🌿カンゾウ
●イラストは、動悸、息切れをして苦しんでいる人がいて、原因の水毒が出ていくようにブクリョウ:茯苓が促している・・イメージです。
ブクリョウの説明
【サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除いたものを基原とする生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。】
*サルノコケシは、木に生えているキノコです(イラストもそのつもりw)。
ひと言
苓(りょう)→ブクリョウ・桂(けい)→ケイヒ・朮(じゅつ)→ビャクジュツ・甘(カン)→カンゾウ と各配合生薬から一文字をとって、苓桂朮甘湯と名付けられています。
キーワードは”水毒”です!