スポンサーリンク
作用
殺菌消毒成分
主に配合される薬の分類
口腔咽喉薬・含嗽薬
覚えておきたいこと
- 口腔咽喉薬・含嗽薬
口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑える - 注意点・副作用
①ショック(アナフィラキシー)等の重篤な副作用のおそれ
②ヨウ素の摂取につながり、甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性→バセドウ病や橋本病などの甲状腺疾患の診断を受けた人では悪影響を生じるおそれがあるため医師等に相談
③ヨウ素の一部が血液-胎盤関門を通過して胎児に移行するため、長期間大量に使用された場合には、胎児にヨウ素の過剰摂取による甲状腺機能障害を生じるおそれ→妊娠している人は注意
④ヨウ素の一部が乳汁中に移行→授乳中の人は注意
⑤副作用:口腔粘膜の荒れ、しみる、灼熱感、悪心(吐きけ)、不快感
⑥銀を含有する歯科材料(義歯等)が変色することがある。
⑦ビタミンCと反応すると脱色→殺菌作用が低下
絵で覚える
↑甲状腺が悲鳴をあげているイメージ?
下の方の「ヨウソ」の文字は一部がヨウ素液で変色しています。理科の実験のあれです。
主な使用上の注意の記載とその対象成分・薬効群等(第5章対策)
してはいけないこと
- 「本剤又は本剤の成分によりアレ ルギー症状を起こしたことがある人」
*ショック(アナフィラキシー)等の重篤なアレルギー性の副作用
相談すること
- 「次の診断を受けた人」
*甲状腺疾患
ヨウ素の体内摂取が増える可能性があり、甲状腺疾患の治療に影響を及ぼすおそれがあるため
ひと言
ポビドンヨードと共通していますね。「ヨウ素系は甲状腺疾患」が合言葉!